福岡県議団バナー
トップページにもどる

教科書ネットからのメールです。

岐阜県飛騨市議会で、「はだしのゲンを教育現場から撤去せよ」と質問していた議員がいたという。油断ならない。松江市での騒ぎは収まったように見えるが、戦争の真実を伝えようとする「はだしのゲン」を敵視する動きは全国に波及する可能性もある。要チェックである。


教科書ネットからのメール

本日(2013年9月18日)、岐阜県飛騨市の市議会で「はだしのゲン」を小中学校の図書館から撤去せよ。という質問がされました。

質問した議員は、中嶋国則議員(ひだ市政クラブ所属)。

質問項目は4つ。(傍聴者に渡された資料から転記)

  1. 自虐的で過激な図書と思われる「はだしのゲン」を小中学校から撤去すべきでないか。
  2. 国旗及び国家に関する法律が制定され、学習指導要領も改訂された。現在、国歌斉唱を否定するマンガの内容についてどのように考えているか。
  3. 学習指導要領にある天皇陛下に敬愛と理解を深めることに反していますがどう考えるか。
  4. 下村博文文部科学大臣は、記者会見で「松江市教育委員会の判断は違法ではない。学校図書館では、子どもの発達段階に応じた教育配慮の必要がある」と述べられたことに対しどう考えるか。

45分間の質問時間のうち、30分以上をこの質問にあてた。

4つの質問をするまでに、

  • はだしのゲン」の5巻から10巻まで中味で中嶋議員がひっかかりを持ったところ(上記の1〜3)をひとつひとつ説明した。
  • 週刊新潮の9月5日号の「はだしのゲン」の記事を読み上げた。
  • 4つの観点以外にも、「マンガと少年犯罪との関係」について述べた。
  • 秦郁彦、中西輝政、八木秀次氏の意見を紹介し、「はだしのゲン」の記述が、間違った歴史的事実を描いていると主張した。
また、中嶋議員は、「はだしのゲン」撤去を飛騨市から全国に発信すべきであるとも発言した。

長い質問のあと教育長の答弁を求めた。

そこで、別の議員から「動議」が出された。動議の内容は、以下のとおりである。

「中嶋議員の発言は、教育基本法違反である。つまり、教育への政治的な介入にあたる。現に、松江市議会では、市民からの「はだしのゲン」に対する意見書採択について、「教育への介入にあたる」として全会一致で否決しています。議長に中嶋議員の質問の議事録からの削除を要求する」

それに対して議長は、「議事録を精査して対処する」として、議事進行となった。

教育長の答弁は、大筋以下のとおりでした。

  1. について→「撤去」すべきでない。
  2. について→マンガの内容は、戦争中という時代背景をもとにしたものである。内容についての判断は述べず。
  3. について→問題なし。現場では、指導要領に基づいて適切に指導している。
  4. について→大臣の発言に対して述べる立場にない。「学校図書館への教育的な配慮は、管理面、指導面で十分に配慮しています」

さらに食い下がって再々質問する議員。(内容は、はだしのゲン」は、子どもを犯罪者にする可能性が大きい。)に対して教育長は、以下のように答弁しました。

  • 「はだしのゲン」は、有害図書に認定されていません。
  • 私(教育長)の経験上、子ども達は、「はだしのゲン」を読んで「残虐な場面」が心に残ってはいない。「戦争の残虐さ」を感じとっていました。

(追伸)

  • 傍聴席には、中嶋議員の支援者らしき市民が4〜5名いました。
  • 保護者らしき女性が4、5名傍聴していました。
  • はだしのゲンについては、前日にも質問した議員がいたようです。(別の会派の議員)
-->
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。