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原水爆禁止世界大会に参加して

投稿: 2013年09月05日 | カテゴリ: 平和のとりくみ

この文章は北九州子どもと教育のために手をつなぐ会の会報「手をつなぐ」8月号に掲載したものを転載しました。


原水爆禁止世界大会長崎閉会総会に参加しました。世界大会は、参議院選挙で、核廃絶と憲法守れの先頭にたってきた日本共産党の躍進を受け、また、各地の核廃絶・原発ゼロ運動の高まりの中で、熱気あふれるものとなりました。

ヒロシマ・ナガサキから68年。世界では、非核兵器地帯が広がり、核兵器廃絶の国際的世論は、さらに大きくなっています。それでも、世界には1万7300発もの核兵器が保有されています。唯一の被爆国である日本の役割はますます大きくなっていますが、日本政府の姿勢は世界を驚かせ落胆させるものです。世界80か国が連盟で発表した「核兵器の人道的影響に関する共同声明」への賛同を拒否したのです。この背景には、アメリカの「核の傘」の下、必要な場合には核使用を認めるという危険な「核抑止力」論があります。

日本政府が、憲法を変え、アメリカとともに戦争ができる国へと突き進む中、これにストップをかける国民的・国際的な運動は重要性を増しています。世界大会は、歴史の転換点で、平和の綱引きに参加する国際的連帯の力を確認する機会となりました。

特に、若者の発言がはつらつとしており、心に響くものがありました。全教の若き女性教師の訴え、自治体労働者の代表も若い女性。全国高校生ゼミナールの活動には、通訳の韓国人女性が「私も何かしたい」と発言するなど、大きな感動を呼び起こしました。

吉良佳子さんと東京代表団

東京、大阪の代表団に参議院選挙をたたかった30歳の吉良さん、37歳の辰巳さんの姿があり、原発ゼロへ力いっぱい声をあげてきた両者とこれを支えた仲間の熱いコールが会場でも大きく響きました。確実に次の世代が育っていることに大きな感動を覚えました。

フィリピンの基地撤回闘争の先頭にたってきたコラソン・ファブロスさんは、長年の世界大会の重鎮ですが、今年は、その娘さんのマラヤ・ファブロスさんが、平和行進(東京〜広島コース)にも参加し、閉会総会では議長を務めました。日本語が上手になったマラヤさんは、大会初日、「核兵器いつなくすの?」と会場に呼びかけ、「今でしょ!」と会場から大きなコールが返ってきたとのこと。8日の「女性のつどい」では、「今日は、『いいね』コールをやります」といって、「核兵器を廃絶しよう」「憲法9条を守ろう」「原発をなくそう」と呼びかけ、会場は、「いいね!」と応じました。世代交代は世界的にも成功し、交流の輪はさらに広く深くなっていると感じます。

オリバー・ストーン監督

話題のオリバー・ストーン監督は、会場いっぱいの参加者を壇上からカメラに収めながら、示唆に富んだ発言をされ、私も、大きな刺激を受けました。「なぜ原爆は投下されたのか」このテーマで真実を追求してきた監督が、日本に来て、「日本人はあまりに自分たちの歴史を知らないのではないかと感じた」と話されました。「たとえ残酷でも真実を知る必要がある」「歴史を知らなければ過ちを繰り返す」「日本は本来の主権国家として、アメリカにも堂々とモノを言うべきだ」「原発の再稼働はとんでもない。日本の政府はヒロシマ・ナガサキから何も学んでいない」・・その率直な、そして確信に満ちたことばは、私たちの胸にまっすぐ届き、背中を押してもらったような感覚を覚えました。

参議院選挙で議席の多数を得た自民党の暴走は、常軌を逸しています。ヘリ事故が起きたばかりの沖縄にオスプレイを配備、TPP交渉に公約を破って参加、汚染水が海に流出しているのに原発の再稼働・海外輸出、ナチスを見習う発言、軍法会議で死刑もありうる発言…。枚挙にいとまがありません。

さらに、「はだしのゲン」の描写が残酷すぎるという理由で、子どもたちに読ませないことを教育委員会が決めたという、信じがたいニュースまで飛び込んできました。世界各国で翻訳され読まれている「はだしのゲン」、多くの子どもたちに戦争の悲惨さと生きる力を与えてきた「はだしのゲン」を読ませないというのは、すでに思想統制ではありませんか。

閉会総会の様子

「平和は眠りを許さない」と宮本百合子は言いました。こんなデタラメな政治、戦争への流れは、体を張って止めなければ。私は、世界大会に参加して、憲法問題も原発・核兵器問題も国際的な連帯の中でこそ解決の道が見出せると改めて感じました。歴史の転換点です。子どもたちに恥じない行動を!今でしょ!

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