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柔道必修化は延期を

投稿: 2012年02月29日 | カテゴリ: 子どもと教育

武道必修化についての懇談

2月29日、武道の必修化について、北九州市教育委員会に申し入れと懇談をしました。

もともと武道必修化は2006年に自民・公明政権下で改悪された教育基本法を受けて、文部科学省が進めてきたものです。教育基本法は「教育の目標」に「伝統と文化を尊重し、それをはぐくんできた我が国と郷土を愛する…態度を養う」ことを掲げました。

文科省は2008年3月に中学校の学習指導要領を改訂、体育の授業に武道・ダンスを取り入れ、武道は柔道、剣道、相撲の科目の中から一つを選び、1年生、2年生は必修、3年生は球技との選択になりました。

ところがここにきて、柔道の安全性が大きく問われてきました。

文科省の外郭団体である日本スポーツ振興センターが毎年発行する「学校管理下の死亡・障害事例と事故防止の留意点」の過去28年間分を名古屋大学の内田良准教授(教育社会学)が分析したところ、柔道では114人が死亡し、275人が重い障害を負う事故が続いてきたことがわかりました。最近10年間の中学校部活動における死亡確率も、柔道が飛び抜けて高いことが判明しています。

NHKの「クローズアップ現代」などで、柔道の危険性が報道され、NHKや毎日新聞社説でも「柔道必修化は延期を」といわれています。北九州市内でも、お母さんたちが驚いて、実態はどうなっているのか、との問い合わせが、私のところにもきています。

この日、教育委員会は、武道の危険性について、「他のスポーツに比べて怪我や事故の生ずる可能性は高い」との認識を示しました。しかし、すでに、武道の授業は取り入れており、また、保健体育の教員を対象とした演習や実技講習を行ってきたので、4月実施は予定通り行えるとしています。実技講習は、2時間半ほどですから、教員から不安の声が上がるのは当然です。

フランスでは、子どもに教えるためには380時間の講習が必要とされており、イギリスでは、児童を保護するためのガイドラインがつくられ、「けがをするとわかっていながら技をかけることも、根性を着けるためと繰り返し技をかけることも、勝利の価値を強調しすぎることも、虐待であると定めているそうです。

日本国内の準備態勢が整っていないことは明白だと思います。

1クラス40人の指導は、かなりの熟練者でも大変です。見切り発車で、重大事故につながらないよう、声をあげる必要を感じました。みんさんはどう思われますか?

 
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