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子どもと学校を苦しめる学力テスト

投稿: 2016年12月12日 | カテゴリ: 子どもと教育

国の学力調査に10年間で368億円!

県議会の決算特別委員会で「学力テスト・体力テスト」について質問しました。

「全国学力・学習状況調査」(以下『学力テスト』)は、2007年から始まり、10年が過ぎました。途中2011年だけ震災で中止になりましたが、9回実施され、その総額は367億円です。小学校の受注業者はすべて、個人情報を大量流出させたベネッセコーポレーションです。さらに、福岡県実施のテストが同じ10年間で3億円。そしてさらに、すべての市町村が独自予算で業者テストを行っており、まさに、学校は業者テストの嵐です。

国が都道府県別の平均点を公表することから、各都道府県の競争が激化し、市町村教育員会も、平均点を上げるための取り組みに血道をあげています。結局、点数を上げる近道は過去の問題を繰り返すこと、となり、過去問を繰り返す取り組みが全国で行われているわけです。

授業をつぶして過去問は「不適切」

学校現場からは、異常な「過去問」対策で、子どもたちも学校も悲鳴を上げている実態が寄せられました。

過去問50ページが、突然教育委員会から送られてきて、それを印刷、問題を解く時間が足りないので、学力テストに関係のない学級会や家庭科、図画工作の時間をつぶして過去問、過去問。終わらない分は宿題。しかし、複雑なB問題を解くのには時間もかかるし、できない生徒もいます。わからない問題を次々とやらされて、真面目な子どもが「僕、バカやけ」と泣き出したという話も聞きました。1人1人の学力を知るといいながら、やっていることは画一的な過去問の押しつけです。

過去問対策に「行き過ぎた取り扱いはない」といっていた県教委も、「学校において過度に競争が認識され、単に学力調査の数値データの上昇のみを目的とした行き過ぎたテスト対策の授業等が行われるとすれば、本来の調査の趣旨・目的を損ない、不適切である」と答えざるをえませんでした。

学力体制の見直しを! 学力をいうなら少人数学級こそ!

全国学テストは、どこの国でも

  1. カリキュラムが硬直化しテスト準備教育に偏重
  2. 全国学テスト結果というピンポイントの限定的な評価が「学力」として独り歩きし国民に共有され国民の学力観がゆがむ

という点が指摘されています。学力をいうならば、少人数学級こそ。テストの予算は教員を増やすために使え、と声を大にして言いたいと思います。

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